DAAPはオープンなプロトコルであり、音楽データについて特化したデータプロトコルとなっています。DAAPはitunesが対応したことで一気に広まっています。ituensはiphoneなどのスマートフォンで採用されている他、MacやWidnows版も用意されています。itunesはローカルに音楽データをためて利用するのが一般的ですが、DAAPを使えばNAS上にあるファイルも直接演奏することが可能です。
また、再生の際、音楽データをさまざま紹介することも可能です。音楽データを再生するだけならNASでデータを共有すればいいのですが、DAAPを利用することできれいにソートしたり、アルバムリストが作れたりと使い勝手が大幅に良くなります。音楽サーバーの作成についてはfireflyがよく利用されます。Fireflyはオープンソースソフトウェアであり、多くのOSに対応しています。
特にLinuxでの利用は簡単であり、パッケージ化されていることから各種サーバーで実行可能です。また、Linuxを使って音楽サーバーに特化させる動きも進められています。Linuxはカスタマイズができるのが利点ですが、DAAPに対応したアプリケーションを予め設定し、キーボードやマウスの代わりにリモート接続したスマホなどで操作できるようにしたディストリビューションも増えてきています。Linuxはサウンド周りが弱いですが、USBDACを使うことで改善しています。